ラジオ実績

2018年4月オープン以来、Dラボは数々の実績を上げてきました。
その一つに、女性活躍を推進している経営者にインタビューしたラジオ番組を2019年1月より半年間持ちました。
(スポンサーはDラボ柴田が理事をしているFLAです)

“起業家育成協会(FLA)提供!”
「女性活躍の秘密を探る」g-sky島田FM(https://www.gsky765.jp/)

「女性活躍の秘密を探る」ラジオ番組とは・・・

静岡の中小企業で女性達が楽しく、そして活躍している企業・団体の経営者、または企業の要職をゲストに招き、雇用する女性たちをどのように育てているのか。離職率は?子育てと仕事の両立は?女性ならではのサービスや仕組みづくりをインタビュー形式で聞きとり女性活躍の秘密を探る。
企画&パーソナリティを務めるのは(一社)起業家育成協会(FLA)、(一社)ダイバーシティ・デザイン・ラボの代表理事でもある 柴田です。

※FLAとは・・静岡の中小企業が団体を創り起業支援活動をしています。主に既存事業の他に新規事業を立ち上げる勉強会を偶数月で開催。(偶数月第4月曜日LINKで開催)
企業名:(株)オレンジハウス、末広建設(株)、(株)スイーツインベストメント(空き家買取専科)、坂田税理士事務所、(一社)ダイバーシティデザインラボ。

1月

【ゲスト】名倉みつこ
・名倉メロン農場
・NPO法人とうもんの会代表理事
 
【パーソナリティー】柴田弘美 
一般社団法人ダイバーシティ・デザイン・ラボ 代表

前半トーク 『名倉メロン農場』


  • ☆1 メロン農場から直販&カフェ メロン栽培で有名な袋井市にある名倉メロン農場は昭和38年創業。温室メロン栽培を営む。名倉氏が農家に嫁いでご主人と2代目を継ぎ、現在は息子が3代目を継承。2000年に農場内にカフェ「fruit cafe NiJi」をオープン。カフェと直販のショップを併設。メディアにも多数紹介され、県内外より多くの人が訪れる。柴田母娘も大ファン、テラスで素敵な時間を過ごす。
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  • ☆2 「もったいない精神」からの副産物 カフェを始めるにあたって、名倉氏にはある思い入れがあった。メロンを生産するうえで2等品・3等品(訳あり品)が生じるのは否めない。それを何とかできないものかと考案したのが、メロンシャーベット。女性特有の「もったいない精神」によって見事に変身!カフェの人気メニューとなる。旬のメロンを食べたくて予約する客も多数。晴れた日はテラスで楽しむ家族連れも見かける。
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  • ☆3 女性経営者だからこその苦悩と闘い 当初はご主人が南国フルーツを育てたいという思いで温室を建てた。それを名倉氏が譲り受けカフェをオープン。しかし、まだ女性起業家が珍しかった時代、金策にも闘いの日々が続く。ビジネスプランの中だけでも認めてもらいたい、その一心で走り続けた結果、熱意にうたれた金融機関での融資が確定。今日まで悔しさと感謝の思いで事業を営む。農家の一主婦が経営者、当時の女性の働き方に対する視線は慣習でしかない。1次産業(農林水産業)+2次産業(加工)+3次産業(販売)=6次産業。今でこそ6次産業という言葉が浸透しつつあるが、時代の先を見据えた名倉氏は女性起業家の先駆者だと柴田はいう。

名倉メロン農場 http://nagura-melon.jp/
fruit cafe NiJi  http://www.fruitcafeniji.com 

後半トーク 『とうもんの会』


    • ☆1 とうもんの会とは 行政が推進する「田園空間整備事業」の活動拠点として「とうもんの里総合案内所」を運営・管理しているNPO法人。農業の営みにふれてもらう、美しい景観を空間全体として整備・再生して田園空間を作るという取り組みで農業支援を行っている。掛川・袋井・磐田の南遠州一帯に広がる稲面(とうも)、ここで暮らす農家の人たちと空間共有。施設には、農作物の販売や会議室があり、セミナー・農業体験もできる。

  • ☆2 事業と雇用、多様な人材 代表理事を務める名倉氏は、事業が順調に伸びるに従って雇用も増やしていかなければと考える。とうもんの里には、税務・会計・広報・販売と各分野に長けた人材がバランスよく存在している。ダイバーシティそのもの。高齢者の方が話し相手を求めて直売所にやってくる。訪問者ごとに担当が決まっているという、のどかな田舎ならではのGood Communication。
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  • ☆3 農家の心を伝える 自然とたたかう農作物にとって台風被害は避けられない。でも、出荷時には傷があるだけで外されてしまう。(スタジオに並ぶ野菜や果物を前に)そんなみかんを「台風でこんなになっちゃったよ。でも、風のいたずらだからしょうがない。味に変わりはない」と言って愛おしく持参してくる農家さん。その気持ちを販売者に届けるのが直売所の心得だという。
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  • ☆4 今後の課題 女性は一本気にのめりこめない人が多いと理事は分析する。仕事第一主義だけがすべてではない。時間が来たら帰る、今日は見てくれる人がいるからまだ働ける。そんな女性のゆるさを認める社会が必要。テレワークや内職といった女性の働き方を許せるようにならなければならない。人材不足を嘆く前に、経営者が働き手に歩み寄ることが今後の課題だという。経営者同士だからこその納得で対談が終了。
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とうもんの里 http://toumon-s.jp

1月:動画

 

2月 『強さと柔軟さ ~モノづくり&ヒトづくり~』

【ゲスト】山崎かおり
株式会社山崎製作所 代表取締役
 
【パーソナリティー】柴田弘美 
一般社団法人ダイバーシティ・デザイン・ラボ 代表

前半トーク 『町工場の進化』


  • ☆1 2代目継承

    静岡市清水区にある山崎製作所は金属加工業を営む町工場。創業者の父から2代目を事業継承する。事務で働いていた頃は思いもしなかった山崎氏が家業を継いだのは10年前。金属加工業という男社会に新たな女子力を吹き込む。

     

    ☆2 金属加工から生まれたメタル女子

    そんななか「KANZASHI」という自社ブランドが脚光を浴びる。作り始めた頃は課題も多く困難な状況だった。断念しかけた時に娘が入社。どうしても続けたいという強い意志に後押しされ、勉強に研究を重ねた女子チームによる『三代目板金屋』のプロジェクトが立ち上がる。三代目には「次世代に板金職人の技術を残したい」熱い思いが込められている。錆びにくいステンレスの髪飾り、切り絵のような草花模様の作品を前に柴田は目を輝かせる。そして、キティちゃんKANZASHIについて語る二人は大人女子そのもの。輝きが変わらないステンレスの強みが自社製品の強み、金属愛にあふれる女社長。だからこそ、職人の板金に対する情熱も色褪せない。一方、新しい工場のあり方の基盤を築くには苦労も絶えなかった。「工場が商品を販売するのは大変。客層が一変した」と山崎氏は話す。だがそこは女子の底力。金属にも負けない固い信念で貫く。運営から販売促進までを担う女子チームが団結する。20代の感性・写真の撮り方、コンテンツの大事さを娘世代から学んだという。ここには母娘で挑むメタル女子がいる。

     

    ☆3 3つの『P』

    さらなる分野にも参入。診断・手術の際に使用する道具を機械化することで、板金技術を次世代にバトンする。医療プロジェクト『メディカルクラスター』は関連企業4社からなる協同組合。それだけにとどまらない同社は『スタイリッシュ静岡』にも参戦している。「下請けからの脱却」をコンセプトに県下のモノづくり企業が一体となって取り組んでいる。多様化している現代では連携が必要だという。「やわらかな女性+フレッシュな男性」の感性の融合が「下請け=工場」のイメージを脱却。こんな方程式が成り立つ。Product(モノ)Project(コト)Person(人)すべては『P』から始まる。山崎氏のようなPersonが新しいカタチを牽引してほしいと柴田は願う。

㈱山崎製作所 https://yamazaki-metal.co.jp/
三代目板金屋  https://www.bankin-ya.jp/

後半トーク 『企業の風土としくみ』


    • ☆1 男女差別のない風土

      最近、社内で話題になったのが「お茶くみ」。昼休みの男性社員へのお茶くみは女性の仕事。経理社員時代の山崎社長も長年、何十人分ものお茶くみを経験。そんな慣習を換気。「自分のことは自分でやろう」宣言に、男性社員含めみんなが納得して実行。

       

      ☆2 企業内保育園

      将来的には企業内保育園を設置したいと話す。「私が面倒みるから連れてきていいよ」ここでも社長自らの経験が案を生む。子育て当時、お客様用の応接室に絨毯を敷いて子供部屋に利用していたそうだ。育児は二人の共同作業、今や「イクメン」も増えてきているのに、まだまだ女性の役割という考えの日本は遅れている。母の職場が子供の遊び場、そんな風土づくりを心がける。

       

      ☆3 褒め方の違い

      柴田は、以前「女性がのびのび活躍する褒め方の違い」について聞いたことがあった。これに対する山崎氏の心得は「女性には直接、男性には間接的に」だそうだ。男性にはプライドや照れがあるので、女性に褒められることに抵抗があると分析する。そんな彼女は社内の雰囲気づくりに率先してコミュニケーションをとっている。そこから生まれるアイデアを活かす。雑談≠(ノットイコール)時間のロス 山崎流方程式で微笑ましく見守る。

       

      ☆4 プライドの断捨離 からのイノベーション

      中小零細企業の倒産(同業も含め)を何度も目の当たりにした山崎氏は、事業継承とは別の切り口に声を挙げる。異業・同業問わず、個々の技術を囲い込まずに手を繋ぐ「オープンイノベーション」を目指す。共感・賛同、大歓迎だそうだ。HPやFBからの問い合わせも受付中。柴田もいつか名乗りを挙げるのでは? 智慧と技術の集合体「静岡メガファクトリー」結成を願って対談終了。
       

㈱山崎製作所 https://yamazaki-metal.co.jp/

2月:動画

 

3月 『神棚とみんなと私』

【ゲスト】杉本直子
・有限会社静岡木工 専務取締役

【パーソナリティー】柴田弘美 
一般社団法人ダイバーシティ・デザイン・ラボ 代表

前半トーク 『マイブランド ~神棚と杉本直子~ 』


  • ☆1 会社概要

    吉田町にある静岡木工は神棚を主力商品とする木製品卸売業を営む。卸売のほかに実店舗・オンラインショップの販売チャネルで事業展開。創業当時は木製品や神棚・神具を取り扱っていたが、数年前から『神棚』に特化した販売戦略で、今やオシャレな神棚として売上を伸ばしている。「神棚といえば、静岡木工」と言われるまでに至る。 店舗『神棚の里』 吉田本店 静岡MODI店 浅草店

     

    ☆2 お客様の声からの

    今日の住宅事情は神棚を祀るという概念がなくなっている。そんな背景もあり、お客様からの「今の住宅に合う神棚がほしい」との声をきっかけに、モダン神棚が誕生する。みんなで一生懸命考案して製作、ある意味「作り手」という名の神が宿っているのかも。

     

    ☆3 ローカル発大手複合施設への遠き門

    浅草店の他にも首都圏進出を成功させ、多くの人の目に留まった神棚。渋谷の情報発信拠点として、街を見下ろすシンボルタワーとして君臨する「渋谷ヒカリエ」。大都会の巨塔に中堅地方都市の名も知れぬ卸売業者。しかも静岡のなかでも地味な吉田町。後ろ盾もないまま。実績のない木工屋が出店するには一筋縄でいくはずがない。大手不動産屋に飛び込み営業するなど突破口を探る。そんな試行錯誤の果てに「販売 店舗 不動産」で検索した結果、コンサル業者へとたどり着き城門突破!偉業を成し遂げた杉本氏の底力。同士として見る柴田も、ここぞの時に発揮する経営者感性を思い出していた。

     

    ☆4 経営の素人だからこそ

    経営に全く携わっていなかった一女性が、簿記実務経験者の夫と二人三脚で経営刷新。決算書を読む、事業計画を立てるというレベルまで到達する。女性が活躍できるのは、成功体験を背負っていないから柔軟な発想力が活性化するのか。そして、彼女が財務面以外で切実に感じたのは社員のモチベーションの低さ。誰もが疎かにしてしまうこの人的要因に着目する杉本氏、攻略談義は後半へつづく。女性事業継承者を何人も見てきた柴田は、これからの女性進出を楽しみにトークに花を咲かせた。

後半トーク 『人材育成』 


    • ☆1 個々を知る

      従業員は女性28名、男性12名の40名で働いている。女性28名のうち、殆どがワーママ。働く子育て奮闘ママ達をいかに働きやすい環境で楽しく仕事してもらうか。杉本氏が心がけているのは『コミュニケーション』。モチベーションの低さを痛感していただけに、ここは重点的に改善しようと努めてきた。ライフイベントによって変わる女性の働く姿勢を大切に。「今は子育てを中心にしたい」人や「子育てが少し落ち着いてきたから、もっと会社に貢献したい」人、個々の置かれている状況が違うなかで、誰もがハッピーでなければならない。そのために、個別面談をして密なコミュニケーションをはかっている。

       

      ☆2 人の見極め

      静岡木工には飛躍的昇進を遂げた女性が働いている。子供の行事に合わせて働ける通い内職から始まり、パート、そして正社員へ。それが今では、新規事業部を立ち上げたことで部長に昇進。この間わずか6年。一般企業の男性社員で例えるならスピード出世。働き手に寄り添った環境という土俵があればこそ為せる業なのでは。採用・人材育成について杉本氏はこう語る。志望の動機はそれぞれ、神社が好き、携わることがしたい等。働く前のワクワクが現実を見てボロボロに。そんなありがちな現状にさせないのは、『ビジョンを大事にみんなで共有する』経営者がここにはいるから。「方向性は私だけでなくみんなで作っているのよ」を常に1人1人に落とし込んでいる。

       

      ☆3 利己ではなく他己の経営

      経営者である以上、売上や数字に目を背けるわけにはいかない。だが、それ以上に大切なのは「働きやすい環境」だと話す杉本氏。みんなで作る神棚、みんなで築く静岡木工。顔色を見ては声掛けをする女性経営者。それは、様子伺いの類のいやらしさではなく、女性ならではの繊細さが漂う。そんな女性が地方にも溢れてくることを願う柴田。ジタハラ、マタハラ、世間の風はここにはないわ。女性進出、ローカル発進 バンザイ!

㈲静岡木工 https://shizuokamokko.com/

3月:動画

 

4月 『社員を信じて育てる』

【ゲスト】 村松繁
保険アイマーク株式会社代表取締役
 
【パーソナリティー】柴田弘美 
一般社団法人ダイバーシティ・デザイン・ラボ 代表

前半トーク 『女性の強み、男性の強み』


  • ☆1 社長以外が全て女性社員

  • 藤枝市の保険代理店『保険アイマーク』は、社長以外が全て主婦の正社員という特徴のある保険代理店。子育て中だから社員はフルタイム働くことはできず、みな時短で働いている。今回は、男性の視点から見た女性活躍の話を伺う。

  • ☆2  社長の経歴

    社長は以前、日本最大の某保険代理店の静岡で保険代理店第一号店舗を作った経歴をもつ。会社が大きくなると企業の論理が出てきて、自分の理念と合わなくなり、自分で会社を作ることに。経営を一から学びながら保険アイマークを立ち上げ店舗展開をしていく。資金繰りに悩みながら保険のお客様で成功されている方に頼み、出資をしてもらい借金を5年で完済。まず売り上げありきで利益は後からついてくるという、それまでの売り上げ主義が自分の根本的な間違いであった、と村松社長は振り返る。

    ☆3 女性と男性の強みを生かす

  • 16人いたスタッフも4人、しかも全員主婦という状況だが、社長は主婦の力を感じていた。主婦は家を経営している。収入から経費を引いて、最後貯金をしていくのが主婦の考え方。その延長線上に経営がある。当時経営の師匠から、言われた「売り上げをあげる努力をするのではなく、あるお金を回す方法を考えろ」は、主婦の考え方そのものだった。女性はご主人の給料をあげるのではなく、家にあるお金で回さなければならない。逆に男性は、法律が変更になり保険の定款が変わる時、法律のことを読み込む力や、新聞等から情報を得る力がある。男性と女性の持分があり、男性の感覚が必要な時は男性がもち、女性の役割は女性の強みを生かしていけばいいというのが村松社長の考えだった。

     

後半トーク 『まず社員を育てる』


    • ☆1 アイマークの経営指針

      アイマークの経営指針書で一番大切にしているものは『Value価値観』。私たちの提案はお客様のためになるかのみを判断の基準にしている。金融という保険は実際に使ってみるまでわからず、お客様に合っていない商品を販売しているかもしれないというリスクを抱えているが、最終的にはお客様に満足していただきたい。その信念からか、正社員の人数は少なくなったが、売り上げもV字回復し、当時とほぼ同じくらいの業績へと上昇している。社長以外は子育てママのため、子供の行事もあったり家族の都合で休むことがある中で数字が出ているのは女性の力を信じた賜物。「本当にいいものをご案し提供し続ければ、お客が気づいてくれる」

      ☆2 社員へのケア

    • うちの社員がガンになった時会社がサポートできないかと考え、ガンの治療費用を無制限で出してくれる保険を全社員に提供している。また、主婦が気持ちよく会社で働いてくれるには、本人だけでなく、ご主人子供おじいちゃんおばあちゃんも家族も大事だ。社員である主婦だけではなく家族も健康でいるために、家族の食を守るために講師を呼び、一緒にレシピを作ることもしている。また、扶養しているのが誰かに関わらず、子供がいれば子供手当を出している。会社を支える社員への思いやりが嬉しい。

      ☆3 女性と共存するために社長自らが変わった

      村松社長の価値観に合わない行動をした場合、昔はすぐに注意をしたり咎めたりしていたが、今は、自分と価値観が違っても、なぜこういう反応をしているのだろうとまずそこを聞く。そして「え、それいいね!」と言えるように変わった。自分は56歳だが、その年代の人間は持っている価値観をこれから変えていかなければ、女性との共存はできない。もしずっと成功していたら、今とはまるっきり違う人格になっていただろう。大失敗の時には自分を悔いたこともあるが、今はそのおかげで今があると心から思えるようになったと語る。

    • 女性をいかに活躍しているか女性の力を信じ、自分が変わることで自分と違う価値観と共存してきた村松社長。男性経営者もぜひ社長を見習ってほしい。そして社員を育てること。社員を育てるとお客が育つ、お客が育てば地域が良くなる。柴田が通っていた、法政大学の坂本ゼミでも同じことが言われたという。坂本イズムをきいて嬉しくなったと柴田は笑った。

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保険アイマーク株式会社 http://www.hoken-i-mark.jp/

4月:動画

 

5月 『女性の武器 ~キラキラ☆彡いきいき~』

【ゲスト】 本杉美登里
・株式会社東海道シグマ取締役
 
【パーソナリティー】柴田弘美 
一般社団法人ダイバーシティ・デザイン・ラボ 代表

前半トーク 『本杉美登里の人物像』


  • ☆1 会社概要

  • 沼津・静岡・浜松に拠点をおく人材派遣業。主軸の派遣業の他、教育事業なども営む。本杉取締役率いる教育事業部は100人の社員と共に、行政からの受託事業を運営している。

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    ☆2 華麗なる経歴  @パート~社員~中間管理職~取締役@

    金融機関に5年勤務の後に寿退社(当時の主流)。10年間の専業主婦を経てパートから企業人再開。そして、当時のオシャレな働き方として時給の高い派遣スタッフに。その後、現職東海道シグマとの出会い。「スタッフ向けのインストラクターを」とのオファーを受け正社員へ。みるみるうちに、課長・部長、そして取締役へとサクセスストーリーを歩む。専業主婦時代からじっとしているより外に出ることを好んだ彼女は、企画したものがカタチになる喜びを現在の職務で日々堪能。行政からの仕様書をもとに図を描き提案、それが成立。この達成感を生業と感じる。

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    ☆3 女性管理職の苦労

    母として企業人として多忙な時期に次男が高3で謹慎・退学の危機に。何とか乗り越えて大学に進むも突然蒸発! 会社に報告したところ、「休んでいいから探してあげなさい」との深い懐のおかげで捜索開始。改めて、組織に守られているという安心感と感謝に包まれる。

後半トーク『組織のなかでの女性のあり方』


    • ☆1 組織・会社員のよさ

      なんといっても資金力が一番。個人事業より大きなことができる、サポートが受けられるのもバックボーンがあるからこそ。本杉氏自身の事業のなかにも、専門家の意見やネットワークを利用した県内規模のイベント等が多数。これも沼津・静岡・浜松の県下拠点がある強みだと語る。また、シグマグループという全国レベルのネットワーク力を駆使することで、派遣業・物流業への展開ができるのも魅力。

      ☆2 管理職のよさ

      責任は伴うが判断・決断を一任される。名刺(肩書)の力で、先方(顧客)への信用度が増す。仕事を楽しむなら女性も管理職を目指すべきだと話す。その一方で、本杉氏はじめ現女性管理職がステップアップを目指す女性の見本にならねばと、自らに課題を課す。「男の背中」ならぬ女性もいきいきとした姿勢を部下に示すことが管理職のあり方、決してネガティブを見せない。仕事を離れたワークライフバランスも本気でやりたいならやれる。30代でバイクの免許を取得した彼女のように、好奇心をもって実現することで、リーダーに限らず時間管理・自己管理能力向上にもつながるのでは?

    • ☆3 管理職としての部下への接し方

      男性と女性で指示出しや褒め方の違いを意識しているという。男性の場合、「あなたならできるからやりなさい」の命令形。プライドをくすぐる褒め方で即実行。が、できないと途中で放棄する。一方、女性は納得しないと動かないので、Why(趣旨)What(何を得る)を交えて指示を出す。具体的な長所を褒めて見てくれる人がいる喜びを感じてもらう。腹落ちしたら最後までやり遂げるのは女性の特技。「届く」「響く」は男女問わず意識している。

      ☆4 周りに流されない

      女性に多くみられるのが「周りに流される」。この本杉論に柴田も頷く。いつも行動を共にする誰かを近くに置きたがる。卒なく仕事をこなすことはできても、それ以上が望めない。今現在の能力が不十分でも周りに流されずにブレない自分を持った人は伸びしろがある。育成次第で成長すると管理職目線で分析する。

      ☆5 女性の強みは使うべし

      出産・育児休業でキャリアが途切れることに不安を感じる女性は少なくない。そんな彼女達に大先輩からのエール。キャリアは取り返せるけれど、子育ての時間は取り戻せない! 環境こそあれども、一緒に過ごす時間を大切にすると共に企業人リスタートしよう! 妻・母・専業主婦・パート・正社員… 男性にはない選択肢、女性の強みを最大限に発揮して一緒にスキルアップしましょう。そんなキラキラ女性対談に朝陽も羨む眩しさか?

東海道シグマ https://www.sigma-jp.co.jp/

5月:動画

 

6月 『女性の生活者目線とワークライフバランス』

【ゲスト】 橋本久美子
株式会社吉村代表取締役社長
 
【パーソナリティー】柴田弘美 
一般社団法人ダイバーシティ・デザイン・ラボ 代表

前半トーク 『消費者の声を聞く』


  • ☆1 会社概要

    創業は昭和7年。元々は紙の茶袋を作っていたが、先代が昭和47年に保存性の高いアルミ箔を貼りあわせたお茶袋を作り始める。この袋なら産地で袋に詰めたものを消費者に届けられるようになると、静岡の焼津に工場を立てた。アルミの茶袋をつくリ始めた当時はまだ東名高速道路が開通したばかりで宅急便もない時代であったが、今にトラック便が始まりお茶の工場からお茶屋に運ばれるようになるだろうと焼津インターの近くを選んだ。 先見の明がある2代目だった。会社ではお茶を作っている訳ではなく、パッケージがメイン。袋だけではなく、箱、ガラス製のワインボトル型をした茶器などもある。急須が今に使われなくなるという現実に対応したフィルターインボトル製品も開発している。最近の人はお茶を飲まなくなり、ペットボトルにお茶の座を奪われている。需要を創造しないと、製造しているパッケージも売れなくなる。会社の事業定義は、日本茶の需要創造という。

  • ☆2 主婦目線で事業継承

    3代目として社長の座を引き継いだのは13年前。30〜40歳まで専業主婦。転勤で大阪に住んでいたとき、主婦仲間で家庭訪問の時にペットボトルをレンジでチンして出す人がいて衝撃を受け、このままでは茶袋いらなくなると父に提言した。1995年8月。専業主婦ながら6人集めて消費者の座談会をした。主婦ながらマーケティングをしていたのはさすが3代目。

    ☆3 現実と会社の間のギャップ

    お茶が売れないのは吉本さんのパッケージがダサいからだと言われ、女子高生や女子大生を集めて座談会を開いた。お茶好きとして集まった彼女たちが飲んでいたのはみんなペットボトルのお茶。そして「お茶屋さんにお茶を売ってない」という。どうやら淹れた後の「液体」のものが彼女たちにとってのお茶で、お茶っ葉のことを「お茶の素」と呼んでいる。その場でハンドメイドのお茶をドリップしてくれて(おそらく急須で淹れることらしい)、ペットボトルに入れてくれたら買うという言葉に衝撃を受ける。どうやら日本茶が嫌いな訳じゃない。現実と会社の思いにギャップがあることを知った。

    ☆4 日本の常識と静岡の非常識

    四六時中お茶飲むものというのは、静岡県民の妄想だ。自分の意見というより、消費者の声として伝えた。静岡はどうしてもお茶屋関係者が多いため、お茶屋でなくても身近に関係者がいるため買ったり、もらったりしてお茶を飲む機会が多い。しかしお茶に関しては静岡が非常識なのだ。一般の生活者の行動に着目することが大事。

  • ☆5 主婦として消費者目線での経営へ

    紙からアルミへ大変な設備投資をし周囲に反対ながらもやり通した結果、父はカリスマになった。後を継いだ時、社員は社長の言うことに従うものという社風になってしまっていた。今の客を取られたら取り返せばいいというが、需要そのものが減っているという事実をわかっていたのは橋本社長。静岡県民は朝昼晩お茶が出てくる環境の中で、全国から比べるとそれが非常識な状況だと言うこと。そこを自覚していた橋本社長は、社長を引き継いだのち消費者目線の経営へと変えて行く。

後半トーク『女性の消費者目線で新規開発』


    • ☆1ワークライフバランス

    • 当時の女性社員は出産したら迷惑をかけるからと言ってやめる状況だったが、自分の主婦時代の体験とマーケティング的視点から、子育てしている女性はプラスになると考えた。そんな時に島田でワークライフバランスセミナー。まだ当時は聞いたこともない言葉だったが飛びついた。他は学生と研究者やNPOの人くらい。呼ばないのにきたのはあなただけと言われる。その時、「私は子育てしながら小学校3と中学一年の娘がいて一生懸命働いているところを見せいてるのにみんなやめる。一度帰り、ご飯を食べさせ、残っている仕事があったらまた会社へ行って、お弁当を作って……とがんばっていたのに」と訊ねると、逆にその姿をみた社員がそれは厳しいと思いやめるのだと言われ、ショックを受けた。社員のロールモデルを作らなければいけないと思った。

      ☆2 ロールモデル

      辞めた子が、予防接種の時に会社に子供を見せに来た。スーパーのレジのパートをやりたいというが、仕事ができる子だったので、ここへ戻ってきて!と、なんの規則もない中戻した。ワークライフバランスのとれる制度を作った。子育ての時短は末子が3年生まで適用できるようにし、『戻っておいで制度』という一回やめても戻れる制度を作った。2時間有給も取れるようにした。しかし、ワークライフバランスをやっている会社と知られたら、それ前提の人、権利を主張する人が増えてしまった。

      以前からいた人たちはありがとうと感謝の気持ちで休むのだが、その制度で入ってきた人たちは当然の権利だと思っていることに社内に不協和音が響く。結婚している人、していない人の間でも結婚していると偉いんですか?とギクシャクしたことも。17人時短していた時期もあり、その時は見事に補助の仕事ばかり厚くなってきた。その時、フルで戻る人が一人現れた。両親と夫の力も借り、企画の仕事なら、机の前にずっといることもない。子供を寝かしつけている間も商品開発のことを考えられる。と言ってフルタイムで働くように。そうしたらその子が生き生きしたのを見て、時短からフルに変わった子が2人現れた。そのメンバーにブランドを立ち上げてもらい、そこからヒット商品が生まれた。


      ☆3 ママの目線で商品開発

      ブランドオーナーの制度は、このフィルターインボトルはあなた、これはあなた、と一人一人に任せることにしある程度までは裁量権を持たせた。すると、ティースプーンを一回に10グラム測れるように作ったらどう?お茶っぱと一緒に贈り物ができたら?急須がない人にもお茶っぱが遅れるね、お茶のティーバッグ用の袋と同じ大きさのチャックのティーバックの袋と同じ大きさで割れチョコをだしてみたりと、商品開発が転がるように進んだ。一方的にこのお茶を飲め飲め買え買えでは、ママたちはあそこに近づいたら買わされると逆に離れることになる。お茶を買おうと思ってなくても、メッセージを届けたいと思って、お茶を買って人に届けたくなることが大事。


      ☆4 ママ友の口コミ

      産休中どっぷりとママ友の口コミのなかにいると、お茶の状況がやばいということが客観的に見える。このくらいの値ごろじゃないと買わない。子供を預けた時にこのくらいのものがあればちょっとしたプレゼントとして渡しやすい。そういう生活感がわかっているから力になる


      ☆5 ワークライフバランスから女性活躍

      ワークライフバランスに衝撃を受け、自分がロールモデルになっていなかったが、社員の新しい人材がロールモデルになってくれた。いろんな制度を整えたが、その次の世代では休む権利を主張ばかりする世代が増えて社内が不協和音になり、そこにまたフルで働くロールモデルが現れたり……ママのワークライフバランスを目指すことは、一筋縄では行かなかった。それでも女性は能力のある人材が多い。それを輝かせていただけたら世の会社はもっともっといい会社になるのではと、柴田はさらなる女性活躍を願う。

株式会社吉村 https://www.yoshimura-pack.co.jp/

5月:動画

 

これまで多くのメディアに取り上げていただきました。

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